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男性育休の取得について、会社や上司に相談するタイミングとは?不安や懸念は?

育児

育休取得のポイント

 

男性が育休を取得することは、子育てに積極的に関わる姿勢を示すことができます。

ですが、男性が育休を取得することに関して

・キャリアアップの妨げになるのでは?
・周りに男性の育休取得者がいない
・職場が育休を取得しづらい雰囲気

といった悩みや不安を抱えている人は少なくありません。

また、上司に相談するタイミングが分からず、スムーズに取得できないケースもあります。

ここでは、男性が育休をスムーズに取得するために、上司に相談するタイミングや相談する前の事前準備について解説します。

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上司に相談するタイミングはいつが良いのか

ここでは、上司に相談するタイミングについて押さえるべき2つのポイントを紹介します。

①申請する時期に合わせて相談する

②余裕を持って相談する

順番に解説します。

①申請する時期に合わせて相談する

申請する時期に合わせて相談するタイミングを計りましょう。

育休の申請は、育休開始の1か月前までに行う必要があります。その時期から逆算して、妊娠4〜5か月ごろまでに相談できるといいです。

とはいえ、繁忙期では上司が精神的に余裕がなく、取り合ってもらえない可能性もあります。

上司の抱えている仕事やスケジュールもよく確認し、できるだけ時間に余裕のある時期を見計らって相談できると円滑に話が進みやすくなります。

②余裕を持って相談する

期限に余裕を持って上司へ相談することも大切です。

育休の申請期限が近づいてから相談すると

・人員調整の時期や予算の期限が決まっている可能性がある
・引継ぎがその場しのぎで雑になりやすい

などの理由から会社の組織運営や担当業務へ支障が出る可能性があるからです。

パートナーの体調も影響してくるので相談するタイミングの判断は難しいですが、主に、次の2つが考えられます。

妊娠2~3か月ごろ

妊娠がわかったらすぐに相談しておくと、そのあとの手続きや調整がスムーズになります。

また、パートナーのつわりが酷かったり、体調がすぐれないときなどに早めに帰宅させてもらえるなど理解をもらいやすくなります。

ただ、妊娠初期は死産や流産のリスクが高く、最悪の事態も想定されます。

万が一のことを考えて、妊娠したことを伝える人は、最小限にとどめておくのが無難です。

妊娠4~5か月(安定期)ごろ

パートナーのつわりが落ち着いてくる安定期に入ってから相談するのもいいでしょう。

このころには初期流産のリスクも下がってくるので、精神的にも余裕が出てくるのではないでしょうか。

人事異動のタイミングや人員確保の予算の期日をはささむなど会社の組織運営に支障がでるタイミングにかからなければ、安定期に入るのを待ってからでも遅くありません。

上司に相談する前に準備しておくこと

ここでは、上司に相談する前に準備しておくべきことを4つ紹介します。

①自分の会社が男性育休を取得できるのか確認

②育休取得の法律や制度について知っておく

③取得期間や勤務スケジュールの確認をする

④家庭内の状況や育児・家事分担についてパートナーと話し合う

順番に解説します。

①自分の会社が男性育休を取得できるのか確認

まず、自分の会社が男性育休に肯定的か確認しておくのがおすすめです。

なぜなら、男性の育休取得に関する理解がない会社や人が多く、猛反発をくらう可能性があるからです。

職場に男性の育休取得を推進していたり、すでに男性で育休を取得している人がいれば確認の必要はないかもしれませんが、

・周りに男性取得者がいない
・職場がとりにくい雰囲気
・昇進、昇給に影響するのではないか?

といった悩みや不安を抱えていているなら、まずは、会社の男性育休に関する考え方をを確認しておくのが無難です。

②育休取得の法律や制度について知っておく

育休取得に関する法律や会社の育児支援制度について把握しておきます。

上司も育休の取得経験がなく、部下の育休対応が初めての可能性があるため、育休制度の概要を説明できるようにしておくと安心です。

具体的には次のことを確認します。

・会社の支援制度
・どのような休み方ができるのか
・育休中に行う必要がある手続き
・上司が行う手続き
・育休から復帰後の支援制度(研修や出勤時間の調整や短縮など)

これらを知っておくことで上司への相談もスムーズに行えます。

また、育休を取得するための制度だけでなく、復帰後の支援制度も確認しておくことで、仕事と育児の両立を行いやすくなります。

③取得期間や勤務スケジュールの確認をする

取得期間中の担当業務や仕事のスケジュールの確認といった担当業務の棚卸しを行います。

その際、誰に、どのような引き継ぎを行うのかを説明できるようにしておくのがポイントです。

相談の段階で引継ぎ案を説明できると、残された人への配慮を示せるので、上司も「そこまで真剣に考えてくれているなら」と育休プランの提案も受け入れやすくなります。

上司へ相談する前に、育休を取得すると自分の担当業務にどのような影響が出るのかよく確認しておきましょう。

④家庭内の状況や育児・家事分担についてパートナーと話し合う

家庭内の状況や育児・家事分担についてパートナーと話し合っておくことも大切です。

夫婦でしっかり話し合いを行うことで、家庭内の最適な育休方針が定まるだけでなく、

・なぜ、育休を取得する必要があるのか
・いつから育休を取得するのか
・どのくらいの期間の育休を取得する

といったことを具体的、かつ、簡潔に上司へ説明できるからです。

具体的には次のようなことを確認します。

・生活面に支障がないか

・育休中の家事、育児の分担

・親族からどの程度サポートしてもらえそうか

・パートナーの体調や希望取得期間

家族内でていねいに話し合いを重ねることで、ご自身の家庭にあった育休を取得できます。

まとめ

男性が育休を取得するためには、上司に相談することが必要です。

申請する時期に合わせて余裕を持って相談することがポイントであり、また、育休取得の法律や制度について知っておき、取得期間や勤務スケジュールの提案をすることで、スムーズに取得することができます。

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