新生児のおむつ替えは頻繁に必要で、その中で特に気になるのが便の色や回数です。正しい知識を持っていないと、不安になったり不必要な心配をしてしまうこともあります。ここでは、新生児の便の正しい知識について解説します。
新生児の便の色や回数はどうなっている?知っておこう!
新生児は頻繁におむつ交換が必要ですが、特に気になるのが便の色や回数です。正しい知識がないと不安になり、余計な心配をしてしまうこともあります。ここでは、新生児の便に関する正しい知識を解説していきます。実際のお母さんの声も紹介します。
新生児の便はどれくらいの頻度で出るのですか?
生まれたばかりの赤ちゃんは、排便の回数がとても多いのです。生後2~3日は、新生児の便の回数が非常に多く、親を心配させることがあります。一般的に、新生児は1日に5~10回程度排便します。最初の1ヵ月は濃い緑色の便が出ますが、その後、薄くなっていきます。また、便は上皮細胞や粘液などのさまざまな物質とともに、濃い黄色の物質で主に構成されています。
1-1.排便の頻度や割合はおおよそどのくらいですか?
生後数日以内に排便の回数が増えます。生まれてから5~7日の間に、新生児は便を頻繁に出し、1日に10~15回も出します。その後、便の回数は減少し、1日5~7回を維持します。メコニウムを排出した後は、色が黄色くなり、排便の回数も減っていきます。生後2ヵ月になると、排便回数は1日1~3回に減少します。このとき、1日の摂取量の10~20%の量を出すようにします。生後4ヶ月の乳児は、1日に1-2回の排便で、1日の摂取量の10-15%を占めるようになります。
1-2.排便回数が少ないときの対処法
排便回数が想定範囲より少ない場合は、その原因を調べる必要があります。一般的に、排便回数が少ない原因となるのは、機能性便秘です。機能性便秘とは、管腔内圧力が高まり、便を排出しにくくなる現象です。このような場合は、医師に相談し、水分や食物繊維の摂取量を増やし、赤ちゃんの生活習慣を整えるようにしましょう。また、赤ちゃんにマッサージをしてあげると、便秘が解消されることがあります。
新生児の便の色の違いとは?
お子さまの健康状態を示す変化のひとつに、便の色があります。新生児の場合は、緑色から黄褐色までの色調を示すのが一般的です。一般的に、新生児の便の色は、消化器系の働きを示しています。
1-1初便の “胎便 “とは?
赤ちゃんが初めて出す便を「胎便」といいます。これは白や黄色っぽい色をしていることが多く、まったく正常です。この便は薄くて水っぽく、ほとんどが胆汁と粘液で構成されています。血液が混じっていることもありますが、これも正常であり、心配する必要はありません。
1-2母乳と粉ミルクの違いによる便の色の変化
母乳で育てている赤ちゃんの便は、通常、黄緑色をしています。粘り気は通常薄く、においはやや甘い。粉ミルクを飲んでいる赤ちゃんの便は、やや濃く、黄褐色で、においが強いです。色や硬さは、赤ちゃんが飲んでいる粉ミルクの種類によって異なることがあります。
1-3赤ちゃんの体調による便の色の変化
また、赤ちゃんの健康状態によって、便の色が変化することもあります。赤ちゃんが下痢をしている場合、便はしばしばゆるく水っぽくなり、粘液を含むことがあります。また、感染症にかかると、便が緑色や灰色になることもあります。さらに、抗生物質を服用していたり、鉄分を多く摂取していたりすると、赤ちゃんの便が緑色になることがあります。
2実際のお母様方の声
新生児は頻繁におむつ交換が必要ですが、特に気になるのが便の色や回数です。正しい知識がないと不安になり、余計な心配をしてしまうこともあります。ここでは、新生児の便に関する正しい知識を解説していきます。実際のお母さんの声も紹介します。
“娘の便は、生まれてから2日でほぼ真っ黒になりました。彼女は2日間だけでしたが、その後は柔らかい黄褐色に変わりました。”
“息子の便がゆるくなり、粘液が混じっていました。医者に連れて行ったら、胃の感染症であることが判明しました。”
結論
色や回数、少ないときの対処法など、新生児の便の基本を知ることで、心配を減らすことができます。不安や疑問がある場合は、医療機関に相談するのが一番です。親として、新生児の便を観察し、変化があれば注意することが大切です。正しい情報を得ることで、赤ちゃんが健康で幸せであることを確認することができます。
初めて親になる人は、新生児の便に変化が見られると心配になるものです。色や粘度の変化は正常ですが、便の粘度や色が気になる場合は、すぐに小児科医に相談することが重要です。さらに、新生児の便について、何が正常と考えられているかを理解するのに役立つ多くの資料がオンラインで提供されています。
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